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⑥税金によって救済された金融機関

サンデル
「金融危機のときに議論された問題は、
税金で巨大な銀行を救うことは、確かに公平とは言えないかもしれない
莫大な利益を自分のものにしていたウォールストリートの重役たちを税金で救うのはおかしい。
しかし政府は、危機的な金融機関を放置し金融市場全体がメルトダウンするのを見過ごす訳にはいかなかった
そんなことをしたらもっと多くの被害者が生まれ、もっと多くの人が苦しむことになる。
そこで、学生達に聞きたい。
ウォール街の銀行や
金融機関の救済、納税者の負担による救済は公正なことだったのか?不公平だったのか?
そしてどのように今回の原発危機の問題と比較できるだろうか?
共通点はあるのだろうか?
いずれの場合も民間の巨大な営利企業だ。
ビジネスがうまくいっていたときには、巨額の利益を稼ぎ潤う、
しかし一旦危機を迎えると納税者のお金で救済される
。」

東京 ユウタロー
「東電であってもゴールドマンサックスであっても救済措置をとられるべきだと思います。
アンフェア関係なく。というのは、このことに対して国全体、世界の幸せの総数を考えたとき
その企業が支払いが出来なくなることで、皆の幸せが低下することであればサポートすべきであると思います。」

サンデル
「見過ごした場合の代償が大きく一般に人々が返って苦しむ状況が起きるのであれば
たとえ企業の無責任さが生み出した危機だとしても、それは救済されるべきと考えるということだね。

金融危機はまぎれもなく人間が引き起こした災害だった。
しかしあのとき税金に救済が行われたとき、アメリカの議会の証言で
印象的な発言があったのを覚えている。
あるウォール街のCEOが言った言葉。
彼は、私たちは金融の津波の呑みこまれてしまったのだと語った。
彼は津波という比喩を金融機関が引き起こした災害に使った。
これは、自然災害のようなもので自分たちに責任はない。
悪くはないんだというのが彼の主張だった。
金融危機のような放置してしまえば被害が拡大してしまう場合には、
公平さとうものは犠牲にしなくてはいけないのだろうか?
全体を救うためには仕方のないことなのだろうか?」

ボストンのシャーリーン
「これは、アンフェアだと思います。
理想的な社会だったら、問題を起こした人間は責任を取って被害者に弁償するでしょう。
でも残念ながら今の社会は、理想とは程遠いのです。
非常事態には公平さは犠牲にしないといけないのだと思います。」

東京 リョウイチ
「企業であっても責任の取り方とうのは、東京電力の場合と金融業とでは問題が違うと思います。
東京電力の場合は、企業として国民に安定した電力を供給して国民も利益を受けている。
金融業の場合は自分達の利益だけで、破たんしたら負担だけを国民に押し付けている。
これは非常に不公平なことであった、この二つの企業は区別されるものだと思います。」

ボストン ダック
「企業が利益を自分のものだけにしているという考えは同意できません。
企業はその利益に掛かる税金を払っているわけですし、
株主も当然、税金を払っています。
私は救済に賛成しましたが、
それは、金融機関を潰すには影響が大きすぎるからではなくて
金融機関の利益を実は社会も、享受していた。
だから負担も社会が共有すべきであると考えるからです。
企業や株主の高額の納税のおかげで社会は潤ったのですから
その企業が失敗したら今度は、その収めた税金からある程度のお金が還元してもよいのではないかという考え方です。」

サンデル
「では、企業の税金は災害保険みたいなものだと君が考えているんだね。」

ボストン ダック
「そうですね。リスクが高い企業はその分たくさんの税金を払うべきだったのかもしれませんが。」

上海 ウー
「政府による介入。経済学でいう“見える手”は市場のバランスに任せた“見えざる手”よりも
本来強力なはずです。最近アメリカではこの“見える手”つまり政府の規制と監視が不十分だったのだと思います。」

サンデル
「アメリカは、経済活動を規制する政府の“見える手”が足りないと」

上海 ウー
「だから金融危機が起きたのだと思います。」

ボストン ダック
「確かにもっと金融規制をするべきでしょう。
金融危機を二度としないようにするには何かが変わらなければいけません。」

ボストン ベン
「例えば、動物園の檻の中に、トラとウサギたちが居て
トラが全部ウサギを食べちゃったとします。
その悪いトラを憎むことは簡単ですが、
でもそこで飼育係は何をしていたんだと考える必要があります。
飼育係にはトラと同じくらい責任があるのです。
これと同じで政府には、事件が起きないように管理する責任があったのです。」

サンデル
「つまり、君の例え話を整理すると飼育係というのは、政府の監督官庁のことを指していて
彼らには、巨大で強いトラのような金融機関をコントロールする義務があったはずだということだね。
では、この例え話は東京電力の場合でも言えるのだろうか」

ボストン ベン
「はい、言えると思います」

東京 ケイ
「私も、東電、金融機関を救うことは不公平だと思いますが、必要なことだと思います。
どこまで政府が監督するべきかということですが、企業は基本的に自由であるべきだと思います。
ただ、何かを起こしたときに、その一企業だけじゃ責任を負いきれないことに関しては
もちろん国の管理がいると思いますし、今の時代だと、国を超えたインターナショナルなワールドな管理体制
必ず必要になってくると思います。
お金の問題がメインになっていますが、
企業が生み出しているのは、サービス、商品、雇用を生み出している現実があります。
本当に自由にやった企業を放置していいのかいう問題にはならないと思います。
ジレンマになのですが、不公正だが必要な処置だったと思います。」
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